OSAKAええ会社(とこ)発見ガイド きらり企業セレクション2015
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本当に大企業が「成功」ですか?中小企業の魅力を再確認しよう魅力的な中小企業を見つけるために企業を選ぶ時、大企業にばかり目が行く人が多くいます。また、大企業に就職が決まれば「成功」、中小企業だと「残念」といった考えを持った人がいることも否めません。ただ、本当に大企業に就職することが「成功」なのでしょうか?大切なのは、「あなたにとって良い企業とはどんなものか」ということです。ぜひ自分自身に問い直してみてください。「規模が大きい」「認知度が高い」「事業の幅が広い」といったところに魅力を感じるのなら、大企業を選ぶのも良いでしょう。ただ、「働きやすい環境」「やりがいのある仕事」など、大企業だけでなく中小企業にも当てはまることがたくさんあります。また、大企業が安定しているということも一概にはいえません。大企業でも倒産することはあり、決して「大企業」=「安心・安全」ではないのです。逆に中小企業でもオンリーワンの技術を持っていたり、ニッチな分野でシェアのほとんどを占めていたりと、抜群の安定性を誇る企業も多くあるのです。「大企業はすべて揃っていて、中小企業は欠けている」というのは幻想です。ぜひ、企業の規模にとらわれず、「あなたが魅力的だと感じる企業」を探してください。「どうしてその企業を選んだの?」と人に聞かれたら、誇りを持って魅力を答えられる企業に就職すること。それこそが本当の「成功」ではないでしょうか。大企業と比較した時、中小企業は「一人一人の仕事の幅が広い」ことが特徴です。マルチタスクであらゆることを任されるため、早い成長が見込め、企業によっては若いうちから重要なポジションにつくことも可能です。採用された時点で「必要とされている」ということを意識してください。その他、機動力・意思決定の早さも大企業にはない魅力でしょう。社長が柔軟な人であれば、スピーディかつ臨機応変に対応してくれるはずです。一方、大企業はいろんな商品やサービスを持ち、「事業の幅が広い」というメリットがありますが、常に株主を意識しなければならないため、意思決定は遅くなります。就職活動における中小企業のメリットは、実際に社長や幹部役員などに会えることです。どんな理念や方針なのか、どんな人が働いているのか、あなた自身の目で見て生の声を聞くことが可能です。ホームページや就活ナビ、クチコミなどを調べるよりも、企業訪問、OB・OG訪問、合同企業説明会などで直に会うのが一番です。中小企業はどうしても公開している情報量が少ないので、就職支援施設や大学のキャリアセンターなどを利用し、イベントにもどんどん参加しましょう。「知らない会社」でも、まずは行ってみることです。打席に立たなければ、ヒットを打つチャンスもありませんし、何よりもできるだけたくさん打席に立って「企業を見る目」を肥やすことが大切です。中小企業の魅力を探ろう03就職活動を始めるにあたって…ポイントは、たくさんの企業に出会うこと

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