OSAKAええ会社(とこ)発見ガイド きらり企業セレクション2015
51/68

50いですね」と話す。アパレルと言っても出張も多く、決して華やかな仕事ではないが、やりがいは大きいようだ。また、事務の平田さんは、好きな衣服に携わって仕事ができることや、電話応対で名前を覚えてもらえることに喜びを感じているという。「先輩はとにかく優しくて、『なぜそうなるのか』ということまで丁寧に教えてくれるので、仕事もやりやすいです」と笑顔で話す。同社では、「感謝と感動」をテーマに様々な取組みが行われ、社内で何かお礼を言いたい時には「グラッチェカード」に書いて渡しているが、このデザインなどを担当しているのも平田さんだ。皆が家族の一員のような関係であるため、離職率はほぼ0%である。「アパレル業界に勤めたかった」という岡本圭介さん、平田真緒さんの二人ともが、数あるアパレル企業の中で同社を選んだ理由の一つが「会社や人の雰囲気があたたかいこと」。それを象徴しているのが、全従業員の誕生日に、社長からのプレゼントと直筆のメッセージが贈られることだろう。さらに社長との会食が行われ、家族の誕生日にもプレゼントが届くなど、まさに「大家族経営」を実践している。岡本さんは取引先に「担当を岡本君から変えられると困る」と言われるほど人望の厚い関西エリアの営業係長。「店舗と会社をつなぐ立場なので、どちらかに寄り過ぎず、なおかつ売れる商品を提供していかなければなりません。そこが難しいところですが、売れると嬉し社長からの誕生日メッセージや、皆が感謝をカードで表していることがすごい。「表彰は営業的な数字で選ばない」という話も聞き、平等にチャンスがあるのも素晴らしいと思いました。離職率が低いのは居心地がいいからですね。自分を飾らず、素直になることが大事。良く見せようとせず、自然に「ありのままの自分」を出せる企業が入社後も働きやすいはずです。伊部株式会社人と社風があたたかい大家族経営を実践close-up Company! アパレル編 -PART.2▲P.54も見てネ平田さん(写真左)・岡本さん(同右)▼学生’Seye資 材企 画・製 造物 流販 売機 械製 造管 理(生産・物流)アパレル編★ 洋服を買う時は、生地の質を肌触りなどで見抜き、値段とのバランスを考えてしまう。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です