OSAKAええ会社(とこ)発見ガイド きらり企業セレクション2015
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就活納得座談会「過去」を振り返ることで「自分自身」が見えてくる就活の解禁日までの準備は「絞り込む」より「広げる」今先生: まずは経験者のHさんに聞いてみようか。Hさんは12月に就職活動をスタートした時はどんな準備をしていたの?Hさん: 実は、夏にインターンシップに参加した以外は何もしていませんでした。もっと早くからしておけばよかったと思ったのは「自己分析」です。自分がやりたいことも、どんな企業が合っているかも見えていなかったので、面接では何も答えられず、最初の頃は落ち続けていました。経験から、筆記や面接練習よりも自己分析を先にすることが大事だと思いました。今先生: 誰でも自分のことは見えにくいものです。「ジョハリの窓」という考え方があるんだけど、「知らない自分を含めた色々な自分」を知っていくことが「自己分析」。その情報はどうすれば集まるかというと、「過去を振り返る」ことが効果的。これが自己分析のスタート地点です。じゃあ、Hさんは自己PRをどんな手順で考えた?Hさん: 過去から遡って、私はこういう時こうしていたから、これが好きなんだなとか、こういう性格なんだなとか、過去のことを振り返って考えてみました。今先生: そう。まさにそれが「自己分析」。誰も未来のことはわからないけれど、過去のことは知っているでしょう?過去には「事実」しかなく、変えることもできない。だから、過去を振り返ると、等身大の自分がよくわかります。でも、多くの人は言葉探しから始めて、「私ってこういう人」と上手なフレーズを使ってしまう。そうではなくて、まずは過去のエピソードから考えて、「だから自分はこうなんだ」と理解することが大事です。Mさん: 解禁日が変わったことで、実際にはいつから採用活動が始まるのかが気になっています。また、解禁日までにどれくらいの準備をしておかなければならないのかをお聞きしたいです。今先生: 解禁日が遅くなったといっても全体の準備期間が短くなっていることを考えれば準備が早いにこしたことはありません。企業を絞り込むのにはまだ早く、今は裾野を広げていく時期です。その際、先入観を持たないようにしてください。名前を知らない企業だから行かないのではなく、「知らないからこそ」調べに行かないと。そういうことをできるのも準備段階の時期だけですよ。Tさん: いろんな企業を見たほうがいいのはなぜですか?今先生: あなたが「A」という企業に行きたいと思っているのなら、なおさらAだけではなく、B、C、D、Eを見て比較することが大切。みなさんは58次のページにつづく→■ジョハリの窓他の人が知っている知らない開かれた窓見えない窓隠された窓未知の窓Open selfBlind selfHidden selfUnknown self知っている知らない他の人は知っているが、自分は知らない領域自分も他の人もよく知っている領域自分も他の人も知らない領域自分ではよく知っているが、他の人は知らない領域自分が

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